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文学部支部機関紙「けやき」No.614発行しました11/13 12:24
◯京大職組学習会のご案内教員の裁量労働制にかかる勤務時間把握の学習会日時:2019年11月19日(火) 18:30~20:30会場:法経本館2階法経6番教室(建物東側)講師:秋月 邦彦 氏(園部労働基準監督署 労働基準監督官 全労働省労働組合京都支部所属)○新人インタビュー○【アンケート実施します!】文学部支部では今年も教職員アンケートを実施します。また、職組中央でも職種別のアンケートを計画...
Index 11/5〜11/1011/11 11:10
Facebookページ:https://www.facebook.com/KyodaiUnion/ Twitter:https://twitter.com/kyodai_union Title :アルバイトで食いつなぎ、論文執筆もままならない日々…“国策“が生んだ、行き場を失う博士たち Source :AbemaTIMES Date :2019/11/10 https://times.a...
【本日】11/7(木)投票日 吉田事業場過半数代表者候補 駒込武さんに投票を11/07 11:05
 本日、11月7日(木)に吉田事業場過半数代表者を選出する投票が実施 されます。  京都大学職員組合は、当組合の中央執行委員長で教育学研究科の駒込 武さんを推薦しています。  本日、11月7日(木)の投票時間は11:00〜14:00と短くなっています。 お忘れないよう、必ず投票に行きましょう。  教職員みなさんの信任の一票を駒込武さんにお寄せいただきますよう、 よろしくお願いしま...
Index 10/28〜11/411/06 13:30
Facebookページ:https://www.facebook.com/KyodaiUnion/ Twitter:https://twitter.com/kyodai_union Title :萩生田大臣「身の丈」発言を聞いて「教育格差」の研究者が考えたこと(松岡 亮二) Source :現代ビジネス Date :2019/11/03 https://gendai.ismedia.jp...
【明日です】11/7(木)投票日 吉田事業場過半数代表者候補 駒込武さんに投票を11/06 13:25
 明日、11月7日(木)に吉田事業場過半数代表者を選出する投票が実施 されます。  京都大学職員組合は、当組合の中央執行委員長で教育学研究科の駒込 武さんを推薦しています。  11月7日(木)の投票時間は11:00〜14:00と短くなっています。お忘れ ないよう、必ず投票に行きましょう。  教職員みなさんの信任の一票を駒込武さんにお寄せいただきますよう、 よろしくお願いします。 ...

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2013/08/30

緊急アピール 京都大学は何処へゆく? ─教育研究組織改革案の何が問題か─

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緊急アピール

京都大学は何処へゆく? 
─教育研究組織改革案の何が問題か

 京都大学で働き学ぶみなさん!
 今、京都大学は大きな転換を迎えようとしています。この数年来進行してきた諸改革、
すなわち、事務改革の断行、国際高等教育院の発足、そして博士課程教育リーディングプ
ログラムの開始によって、すでに京都大学の教育研究ならびに労働環境が劇的に変化しつ
つあることは、周知の通りです。そしてこれらの改革による激変は、昨年度から進められ
てきた「教育研究組織改革」において決定的な局面に達しつつあります。8月7日に松本
総長と2人の副学長の連名で教職員に送られてきたメール(総長メール)が示すように、
京都大学での教育研究組織改革は、次期国会以降への提出が取りざたされている「学校教
育法の改正」(「教授会は審議だけの機関となる」!)をも視野に入れ、この9月の決着
がめざされています。
 8月20日までに求められた対案提出に向けて、この間各部局ではさまざまな対応が試み
られてきました。文系部局を中心とした対案は、教育研究組織と教員組織の分離(二重化)
に対する反論を骨子としたものとのことですが、この分離反対の基本線においては、多く
の部局が足並みをそろえています。
 以上の学内状況のなかで、京都大学職員組合は、改革案の問題点を明らかにし、改革に
値する改革に向けた学内での議論を活性化すべく、緊急アピールを行うことにしました。
 改革案の問題点は大きく次の4点にまとめられます。

1.    「経済」「効率性」の論理だけで拙速に組織変更をしてはいないか?
 総長メールでも、改革案でも、今改革を行わねばならない理由として、社会的要因・財
政的要因が挙げられている。つまり、改革の大前提は、経済と効率性にほかならない。し
かし、改革案には日本における高等教育に対するきわめて低い財政支出状況(OECD加盟
国中、最劣位)や運営費交付金削減(それに伴い、8年間で人件費17.6%削減)に対する
批判という視点は、皆無である。まずなされるべきは、日本の教育予算の現状に対する大
学としての批判的な問題提起のはずである。この現状の根幹に対して変更を迫る議論なし
の改革は、最終的には教育と研究から創造力を奪うものとならないのか。
 5年、10年後のスパンで成果に直結することを求めても50年先の成果の芽をつぶすこと
があってはならない。

2. 「大学改革」予算獲得を第一義とすることで、京大らしさを失ってよいか?
 今回の改革は研究教育についての明確なビジョンへ向けての改革ではなく、外からのか
つ上からの改革ができる体制を確立するための改革、改革のための改革となっている。最
近の京都大学における諸改革・諸動向が現に示すように、総長案の方向では、予算獲得の
ための教育再生実行会議・文科省の大学改革の丸呑みになる可能性が高い。
 予算獲得を過度に目的化した改革が何を生み出すかは、マスコミが報道する諸大学にお
ける不祥事続出が示す通りである。京大のミッションは何であったか。画一的な枠組みを
押しつけることによって、京都大学の教育と研究を支えてきた独自性、特色あるセンター
や研究所の存在を失っていいのか。

3. 京大の業務「教育」を受ける受益者、学生にとって実益のある改革か?
 改革の当事者である教員はもちろん、教育を受ける学生の視点は、改革案には皆無で
ある。大学としての責務は強調されているが、それは、誰への責務か、誰のための改革な
のか。国際高等教育院の発足に際しては、多くの学生を含めさまざまな立場から反対の声が
上げられ、対案も提出された。これらの声は果たして生かされたと言えるのか。学生には
今回の組織改革についても、何も知らされていないのだ(学生不在)。
 改革には当事者の責任感・熱意が必要なはずである。しかし、改革案にある教員組織と
教育研究組織の分離によってそれは可能だろうか。分離は非効率的であるだけでなく、改
革の主体としての教員の責任感や熱意を希薄化する恐れがある。

4. 大学にふさわしいリーダーシップとは何か?
 今回の改革案から読み取れるのは、学部自治を基盤にした京都大学の現状では、「社
会的要因」「行財政的要因」から要求される「改革」が困難であり、総長の強力なリー
ダーシップとガバナンスの確立が必要との思想である。もちろん、リーダーシップは必
要である。しかし、問題は大学にふさわしいリーダーシップとは何かである。ワンマン
社長が発揮するようなリーダーシップが大学にふさわしいものなのか。
 総長メールでも、「3 積極的な議論のお願い」の部分で、言葉上は「本提案は、トッ
プダウン的な組織運営を導入するものではない」と述べられてはいるが、この間の議論の
進め方自体が、典型的にトップダウン的である。ここから推測するに、改革案のような仕
方で二重化された組織がトップダウン的になる危険はきわめて高い。大学にふさわしいリ
ーダーシップとは、教育研究の現場からのボトムアップのしくみを尊重したリーダーシッ
プ、各部局の創造性・個性を生かすリーダーシップではないのか。

 京都大学は激動の中にあります。この激動の向こうに何があるかは、京都大学に集うわ
たしたちが何をなし得るかにかかっています。今こそ、京都大学のすべての知恵と力を結
集することが求められています。
 京都大学職員組合は、この知恵と力の一翼を担うべく、以上の緊急アピールをいたしま
した。京都大学のさまざまな立場の方々が、それぞれの場で声を挙げていただくようお願
いいたします。

                  2013年8月30日
                    京都大学職員組合 中央執行委員会
                        同    教 員 部 会
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