【ミニ講義】オーストラリアの大学における教育専任教員ポスト設置にみる組合の役割|2024.03.28実施|第83回

【YouTube】https://youtu.be/VUObPGbKEsU

【講義で使用したスライド】ミニ講義スライド.pdf

【日 時】2024年3月28日(木) 12:05~

【講 師】佐藤 万知 氏(教育学部支部|教育学研究科)
    オックスフォード大学教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。
    いくつかの職歴を経て2020年に京都大学高等教育研究開発推進センターに准教授として着任。
    センター廃止に伴い,2022年より現職,教育学研究科准教授。
    制度や組織の仕組みと個人の営みの関係に関心をもって研究・実践に取り組む。
    専門分野は高等教育論。
【講義概要】
     オーストラリアでは2018年ごろから教育専任教員という教育活動のみに従事する大学教員のポストが導入され,現在では各大学において教育専任教員として教授に昇進できるキャリアパスが整えられつつあります。この背景には,時間給や任期付で雇用されるティーチングスタッフの労働問題を提起してきたNTEU(オーストラリアの全国高等教育職員組合)の働きかけがあります。しかし,教育専任という伝統的な大学教員のポストのあり方とは異なる形態を導入することは必ずしもベストな解決案ではありませんでした。本報告では,労働問題を解決することと,非伝統的な大学教員ポストの設置を求めていくことの間でのディレンマや大学との駆け引きを中心に,オーストラリアの大学における組合の機能を見ていきます。

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