明後日、11月11日(木)11:00~14:00 吉田事業場過半数代表候補 福家崇洋さんに投票を
明後日、11月11日(木)に吉田事業場過半数代表者を選出する投票が実施されます。
京都大学職員組合は、当組合の元中央執行委員で人文科学研究所の福家崇洋さんを推薦しています。
11月11日(木)の投票時間は11:00~14:00と短くなっています。お忘れなきよう、必ず投票に行きましょう。
教職員みなさんの信任の一票を福家崇洋さんにお寄せいただきますよう、よろしくお願いします。
福家崇洋さんの抱負チラシと11月11日(木)の投票所一覧は下記URLからご参照ください。
福家崇洋さんの抱負チラシ・投票所一覧:http://files.kyodai-union.gr.jp/doc/kahansu/2021yoshida_tohyosho.pdf
2021年 吉田事業場過半数代表者候補
福家 崇洋(ふけ たかひろ)
人文科学研究所 准教授|京都大学職員組合 元中央執行委員
吉田事業場で働く皆さまへ
過半数代表選挙立候補にあたって
過半数代表という言葉は、耳慣れないかもしれません。主な役割は、使用者側が求める時間外労働(超過勤務)が過重にならないように歯止めをかけて、職場内で働くすべての人びとの生命・健康・生活を守ることにあります。
京都大学にかぎらず、現在の大学は、運営費交付金が削減され、それにともなう教員・職員の定員削減が常態化しています。その負担は、常に任期を気にしながら働かざるをえない非常勤職員や任期制助教という立場の弱い方々だけでなく、常勤職員や任期のない教員にも重くのしかかっています。
現在は、長期のコロナ禍が働く人びとの精神的な不安を増やして、感染の危険をともないながらも、手当は十分になく、女性を中心に雇用すら奪われてしまう事態が数多く生じています。
こうした働く上での不安を解消していくためにも、派遣職員の中で直接雇用を希望される方への配慮と実現、非正規職員の「5年雇い止め」制度撤廃と厚生労働省の「同一労働同一賃金」原則に従う昇給制度の実現、定員削減につながる組織再編や「改革」という名の人件費カットの停止を訴えていかなければなりません。
以上のような、「新自由主義」が生み出してきた諸課題の解決を見据えながら、京都大学で働く方々の権利を損なうような就業規則の改変がなされないよう、また過重な超過勤務が放置されないように、意見陳述などを通じて、使用者側に働きかけていくつもりです。
こうした職責は、むろん私ひとりで担えるものではありません。これまで過半数代表を送り出してきた京都大学職員組合のみならず、京都大学で働く皆さまのご支援・ご協力があってこそだと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。
※病院、桂、宇治、熊取、犬山、大津の各事業場でも過半数代表選挙が予定されています。今回のお知らせは吉田事業場についてのご案内となりますので、ご注意ください。
○過半数代表者とは
…労使協定の締結当事者となり、大学側が就業規則を制定・改正するにあたり、意見を申し述べる役割をもちます。労使協定の一例として、残業時間の上限を取り決める、いわゆる「36協定」や、教員に適用されている裁量労働制などがあります。
その他、派遣労働の受け入れ期間を延長する場合、使用者は過半数代表者に意見を求めなければなりません。派遣労働の受け入れが、常用労働の代替になっていないか、雇用の安定を損ねるものではないかといった観点などから過半数代表者は適切な意見を述べることが求められます。なお、労働組合が、その事業場の過半数の労働者を組織している場合には、過半数代表の選出は不要になります。