【ミニ講義】「消費者の食品選択行動とフードシステム―その判断・行動はどこからくるのか―」
【YouTube】https://youtu.be/lLTwTY7i-0c
【演 題】「消費者の食品選択行動とフードシステム―その判断・行動はどこからくるのか―」
【日 時】2022年8月22日(月)12:05~
【講 師】鬼頭 弥生 氏(農学部支部|農学研究科)
【講義概要】近年、「倫理的消費」の概念が普及しつつあります。しかしながら、日常的な食品購買意思決定の多くは、様々な商品とプロモーションに囲まれた環境下で行われます。経済性や栄養、安全性、美味しさ、公正さ、環境保全、地域農業支援などが考慮される可能性がありますが、現実には人間の認知能力の限界ゆえ、そのうちの一部の要因のみを用いた簡便な情報処理がなされます。こうした日常的な食品購買の場面において、私たちは自分自身あるいは社会・環境のことをどのように考慮し、どのように意思決定をしているのでしょうか。
ミニ講義では、フードシステムの持続性に関わる問題として、消費者の価格判断と風評行動などについてとりあげます。それらの判断・行動が社会にもたらす影響を念頭におきながら、それらの判断・行動がどのようになされるのかを考えてみたいと思います。
【講師略歴】鬼頭 弥生(きとう・やよい )
1983年愛知県生まれ
2011年京都大学大学院農学研究科博士課程修了。京都大学博士(農学)。
京都大学大学院農学研究科寄附講座「食と農の安全・倫理論」特定助教、研究員、同志社大学商学部助教などを経て、2019年より京都大学大学院農学研究科講師。