【ミニ講義】棺からみた古代日本と朝鮮三国
【YouTube】https://youtu.be/9aDhQ-DOtf0
【日 時】2023年4月24日(月) 12:05~
【講 師】吉井秀夫 氏(文学部支部|文学研究科 朝鮮考古学)
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1988年京都大学文学部卒業、
1993年京都大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学。
その後、京都大学文学部助手(埋蔵文化財センター所属)、
立命館大学専任講師・助教授を経て、
2000年に京都大学大学院文学研究科考古学専修に助教授として着任。
現職は教授。専門分野は朝鮮考古学・朝鮮考古学史。
【講義概要】
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海で隔たれているとはいえ、朝鮮半島と日本列島の間には、先史時代からさまざまな人・モノ・情報の交流が存在した。その実相については、主に文献記録を通して研究されてきたが、古くなればなるほど、残された記録は少なく断片的である。さまざまな制限はあるが、人間が残したモノを対象とする考古学の研究成果を加えることで、より長期間で多様な交流の様相を明らかにすることが可能となる。
今回は、報告者がこれまで研究してきた朝鮮三国時代(おおむね4~7世紀)墓制研究の中で、死者を納める棺をとりあげ、同時代の日本列島の古墳に用いられた棺との比較検討により、朝鮮半島と日本列島における地域間交流の特質とその変遷について考えてみたい。また、こうした研究において、いわゆる理系の研究者との共同により、新たな成果があげられてきたことも紹介したい。
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