委員長挨拶

京都大学職員組合 中央執行委員長(2018年度) 江田 憲治

 2018年度の中央執行委員長に選出されました、江田憲治と申します。なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。
所属は人間・環境学研究科、専門は中国共産党史、いわばワシントン条約の保護を受けねば絶滅してしまいそうな希少動物(あ、「動物」ではなく「分野」)の研究者です。また、日本の「満洲国」支配や人体実験で悪名高い731部隊(部隊長も幹部の多くも京大出身!)についても、何冊か本を出してきました。
 ただ、たいへん恥ずかしいことに、私はこれまで組合活動にアクティブな組合員ではありませんでした。中央執行委員の経験もありません。人間支部の支部長ではありましたが、なし得たことはほとんどありません。お詫びを申し上げるばかりです。『職員組合ニュース』をご覧の皆さんも、私の名をご存じでない方は「これはどんな人?」とお思いでしょうし、私のことをご存じの方は「こんな人でいいの?」との疑念を持たれるかと存じます。ご疑念は本当に、もっともなことです。
 こうした自分の弱点も、職責に必要な知識も能力もないことも自覚しながら、なおかつ、前年度中央執行委員会の皆さんの鞭撻を受け、委員長職をお引き受けしようと考えましたのは、私たちが「働く場」である京都大学には雇用する側と働く側に大きな矛盾があり、それらの矛盾の解決に努力しているのが、京大職組であることに、思い至ったからです。京大職組とは、この「働く場」での少数者・弱者の立場にある人たちに寄り添い、当局に声をあげようとしているのだ、と知ったからです(今頃そんなことに「思い至り」、「知った」のか、とのご批判には、ひたすら恐縮するばかりです……)。
 少数者の立場に立つ、と申し上げても、 もちろん組合が少数であることを続けてはなりません。数は増やさねばなりません。それが力になるからです。同時に、組合加入の有無にかかわりなく、京大職員の「声」に耳を傾け、それを吸い上げ、当局との交渉にぶつける、といった努力が私たち職組に求められているのでは、と考えます。
  前委員長の白岩先生は先の京大職組の大会で、今の時点であればこそ組合活動は重要なのだ、と指摘されました。私は、この白岩先生からバトン・タッチを受け、同じ立場に立ちたいと思います。どうか、京都大学に働くみなさん、お力添えを!