委員長挨拶

京都大学職員組合
中央執行委員長(2019年度)駒込 武

職場で疑問を口に出せる空間を!

 京都大学で働く方々の中には、「労働組合」という言葉に時代錯誤的な古めかしさを感じる方もいることと思います。国立大学の教職員の給与は、法人化以降も人事院勧告に準拠しているのだから組合活動なんてしても何も変わらない…という諦めにも似た思いを抱く方もいるかもしれません。
 他方で、職場としての京都大学には、これまでにないほど問題が山積しつつあります。そのことは、多くの人が身に沁みて感じていることと思います。運営費交付金の引き下げを理由とした定員削減により労働環境は悪化するばかりです。教員は「認証評価」や「外部資金獲得」などのペーパー・ワークに追われて、研究のための時間を確保できません。正規職員が減少して非正規職員が増加しているために業務分担が偏り、毎日のように遅くまで残業をしなければいけない人びととがいる一方で、残業はないけれど十分な収入も将来の見通しも確保できない人びとがいます。
 喉元まで出かかっていても、職場ではなかなか口に出しにくい言葉がたくさんあります。「人手が足りない!」「給料をあげてほしい!」「残業が多すぎる!」「ちゃんと交通費を支給して!」「パワハラやめて!」「私の年金はど
うなるの!」等々です。京大職員組合は、まずはそうした声を出せる場所でありたいと思います。たとえ声に出したとしても、法人当局と団体交渉をしても、すぐには解決しないかもしれません。ですが、声をあげなければ、状況はさらに悪化するばかりです。もっと普通に、もっと気持ちよく働ける場所をつくり出すために、他人頼みではなく、ひとりひとりが京都大学で働く当事者として声を挙げる必要があります。
 これまで組合活動を「他人事」と感じられていた方々の加入をお待ちしています!