【ミニ講義】「ヒトの動きの測定と評価 ーそのおもしろさとその難しさ」

【YouTube】https://youtu.be/-RFGMOFuOqU

【演 題】ヒトの動きの測定と評価 ーそのおもしろさとその難しさ

【日 時】2022年10月21日(金) 12:05~

【講 師】来田宣幸 氏(京都工芸繊維大学 教授|基盤科学系)

【講義概要】 近年の画像認識を用いたAI mo-cap技術の進化は著しく、私が学生時代に5年間かけて身につけたバイオメカニクスの研究手法が、わずか1日程度、修行をすれば、簡単なアプリで実現する時代になりました。また、大型計算機センターを利用しなければ難しかった統計手法も、フリーソフトや有償ソフトを使うことで極めて簡単にできるようになりました。  私が取り組んでいる「体育・スポーツ・健康」の研究領域は、ヒトを対象とした応用科学であり、実践科学です。このような技術や社会の変化に対して、「体育・スポーツ・健康」の領域での研究テーマ設定はどうあるべきなのか、真の「応用科学」「実践科学」はどうあるべきなのか、悩みつつ、そのこたえを探して少しずつチャレンジしてきたつもりです。  まだ、こたえは出ていませんし、今後の技術の進化によって、これまでのチャレンジが水泡に帰す可能性も大いにありますが、これまで取り組んできたヒトのうごきを測定・評価する研究について概説的に紹介します。特に、「うごきとことば」「運動器障害の予防」「スポーツの価値」「学校の生徒指導・部活動指導」 「モーションキャプチャ技術の変遷」など隣接領域との連携や学際的な観点を踏まえて、時間の許す範囲で、取り組んできた研究を紹介したいと思っています。

【講師略歴】 来田宣幸(きだ・のりゆき)1973年生まれ
1996年京都大学文学部文学科梵語梵文学専攻卒業、
1998年総合人間学部自然環境学科卒業、
2000年大学院人間・環境学研究科修士課程修了、
2003年大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。
博士(人間・環境学)。
現在、京都工芸繊維大学・基盤科学系・教授。
応用生物学域(バイオテクノロジー専攻、応用生物学専攻、応用生物学課程)、基盤教育学域(人間教養学科目)担当。バイオメカニクス、運動生理学、スポーツ心理学などを守備範囲にしつつ、ファールゾーンのボールもがむしゃらに追いかけることをモットーに。

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